COLUMN

2026.04.19

【無人ホテルの豆知識】

【無人ホテルの豆知識】沖縄でホテルを運営する際の注意点 ー エリア毎 ー

2025年に観光客数が1,000万人を記録した沖縄県。

テーマパーク「ジャングリア -JUNGLIA-」が出来た影響もあり、リゾート投資を考えている方も多いと思います。

そんな方へ向けて、沖縄でリゾート投資をする上で注意すべきポイントを主要エリア毎にご紹介します!


01|那覇エリア

エリア情報詳細
特徴空港、モノレールもあるためアクセス特化エリア
主な観光地国際通り

■ 現場目線

特に大きな注意点はありません。

人口が多いため求人のハードルも低く、人員も確保しやすいです。インフラが発達しているため、交通面やライフライン系などで困る事は全くありません。アクセス面でホテルを選んでいる方が多いため、サービスに対しての期待値も高くなく、問題が発生しにくいです。

強いて言えば、バス専用レーンと渋滞の影響で朝と夕方はかなり混むという事ぐらいです。

■ 販売目線

最大のネックは「競合が多すぎる」という点です。

現場目線で注意点が無いという事は、お客様からしても同じです。空港からモノレールは通っているしバスやホテルの送迎も多い。国際通りというポピュラーな観光地もあるため、正直那覇に泊まれば沖縄旅行は間違いないでしょう。そのためホテルが多く、どんどん新規も参入してきます。現状でいうと本島全体で約35%のホテルが那覇に集中しています。

そのなかで小、中規模施設が予約まで繋げるのは難易度がかなり高いです。さらにはアクセスで選ばれる事が大半のため、全体と単価としては低く大手ホテルも含めての価格競争になるため、客室単価を上げる事は至難の業です。単価を下げて埋めても、稼働した分かかる運営経費を差し引けば手元に残る額は微々たる物です。

そのため那覇で生き残る為には緻密な販売戦略と細かな経費コントロールが大事になってきます。


02|宜野湾~北谷エリア

エリア情報詳細
特徴綺麗な海とサンセット、基地があり外国人も多い事から海外リゾートの雰囲気を味わえる
主な観光地アメリカンビレッジ

■ 現場目線

こちらも沖縄からすると「都会」ですので、求人やインフラ等で困る事はそんなにありません。バスを使えば那覇から1本で行けるので、気軽に行けるリゾートという感じです。

ただし、暴走族がめちゃくちゃ多いのと外国人が多いため騒音関係でのクレームには要注意です。国道沿いのホテルだと耳栓をアメニティとして置いてあげるのが親切かもしれません。

■ 販売目線

正直現状の北谷エリアに関しては、かなりいい成績です。

過去に担当していた施設も全て那覇以上の水準をただき出していました。最近だとホテルも増えては来ましたが、那覇ほど多くはない点と、アメリカンビレッジの注目度が近年増加した事。更には那覇よりも沖縄のリゾート感を存分に味わう事が出来る事から、観光客は絶えず来るエリアに成長しています。

客室単価もエリア全体を通して低くはないため、安定して収益を得る事が出来ます。販売面の注意は特にないと言っても過言ではありません。


03|恩納村エリア

エリア情報詳細
特徴綺麗な海とサンセットはもちろん、街中の植物や景観などエリア全体として「リゾート」を感じられる
主な観光地万座毛

■ 現場目線

恩納村になってくると、沖縄では「北部」という位置付けになり、エリア全体がリゾート化しているため、人口が少ないです。そのうえ大型リゾート施設が密集しているため、人員確保が難しく、寮を用意しリゾートバイトの採用や派遣会社を利用するケースがほとんどです。

また、南東の風が吹いた日は山を挟んで反対側に牛や豚を育てる農場がある為、臭いでクレームになる場合もあります。どうしようもない事ではありますが、事前案内すると当日のクレームを防ぐ事が可能ですので、検討してみてもいいかもしれません。

それ以外の問題は特になく、那覇や北谷と同じよう安定したオペレーションが可能です。

■ 販売目線

大型リゾートホテルが競合になります。

恩納村は前述で述べた通り、エリア全体がリゾートです。近隣施設は全てレストランが何種類もあって、施設内に広いプールがあったり、イベントを開催していたりと価格では無く体験やサービスを重視するお客様が集まります。

また、大手チェーンや老舗が多い事からリピーターも多く、勝つためには小手先の販売手法ではなく施設のブランディング、一貫した高水準サービスが必要となってきます。宿泊単価はある程度高く設定出来ますが、販売だけを頑張っても結果が出ないパターンが多いため、現場で従事してくれるスタッフと目線を合わせて取り組む必要があります。


04|本部~今帰仁エリア

エリア情報詳細
特徴海、山、景観、とにかく自然を存分に感じる非日常エリア
主な観光地美ら海水族館、古宇利島、ジャングリア -JUNGLIA-

■ 現場目線

那覇や北谷と同じ考えで手を出してしまうと崩壊するほど管理が大変です。

注意点が他のエリアとは比べ物にならない程ある為、別ブログにて記載いたします。

■ 販売目線

高級大型リゾートホテル、高級プールヴィラが競合になります。

那覇空港から2時間程かかるこのエリアは食事処も少なく、明るい時間にこそ真価を発揮する観光地が多いため、ほとんどの観光客の宿泊地にはなりません。そのため、沖縄に何度も訪れている玄人や、非日常を求めに来るミドル~アッパー層がメインです。

これらのお客様はお部屋での時間を大切にします。そこで勝負するためには他にデザイン・設備で負けしないよう、設計段階から緻密に練っていく必要があります。

また、それらのお客様はカレンダー通りに需要が高まる為、平日と休日で稼働に差が生じます。更に立地の影響もありオフシーズンにわざわざこのエリアまで宿泊利用で来る方は少なく、プールヴィラだとその差が顕著に出ます。そのため、しっかりと取れる時に取るレベニューコントロールが必要となります。


以上がエリア毎の注意点でした!

別のブログでは現場、販売目線以外で注意するべき点やそれぞれの対策も事例をもとに発信しますので、乞うご期待ください!

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